質屋でお金を借りる

この記事でわかること

・質屋の仕組み
・質屋で買取額を高める方法
・質屋を利用するメリットとデメリット
・質屋へ預けられるもの
・質屋とカードローンはどっちがいいか

お金は急に必要になるケースが多く、手元にお金がないとどうしていいか困ってしまいます。いくつもお金を借りる方法はありますが、中でもスピーディーに現金化できるのが質屋です。

質屋は不要なものを売って現金にするほか、買取額の付くアイテムを預けてお金を借りる方法もあります。どういった流れで質屋からお金を借りられるのか、詳しく解説します。

質屋とは?まずは質屋の仕組みを理解しよう

質屋でできることは「不要な物を売る」「物を担保にお金を借りる」の2つです。

よく質屋と買取専門店やリサイクルショップは同じと思われがちですが、買取専門店やリサイクルショップでは品物を担保にお金を借りられません。まずは質屋で利用できる2つのサービスの仕組みを確認していきましょう。

 

質屋 買取

質屋の買い取りはリサイクルショップなどと同じ流れで「不要なものを査定して、商品価値の分を現金化」します。

質屋で買取された品物は、手元に戻ってくることがありません。対価としてお金を受け取っているため、返却などもできないのです。思い入れのある品物などを取り戻す場合は、お金で商品を買い戻す必要があります。

 

質屋預かり

質預かりは「物を担保にお金を借す」仕組みで、リサイクルショップなどにはないサービスです。買取と違い、品物を預ける形でお金を借りるため、返済したら品物は戻ってきます。

また、預ける品物によって商品の金額が異なり、価値の対価分だけ借りられます。

質屋でお金を借りる際の流れ

質屋でお金を借りる方法は、4ステップで終わります。

預けたい品物を質屋へ持ち込む
品物の金額査定
身分証明書の提出や手続き
現金と返済時の明細書などを受け取る

質屋で買取してもらう場合、自宅までスタッフが出張してくれるショップが多いのですが、質預かりは自分で出向くケースが多いです。金額査定額が品物に設定された後、返済期限など書かれた明細書を受け取るのですが、品物を返してもらう際に必ず必要になるので紛失しないようにしましょう。

質預かりは最近のものではなく、実は鎌倉時代から続いているサービスのひとつです。当時はカードローンのような仕組みがなかったため、お金になるような物を預けてその対価としてお金を借りていました。

現在も質屋でお金を借りる流れは変わらず、金額査定が終わるとすぐにお金を借りられます。

質屋の査定額を上げるには?

質屋で品物を査定してもらうと、ショップによって金額が異なります。これは、品物に対する平均相場と査定スタッフの目利きが深く関係しているといえるでしょう。

質屋に品物を持ち込んでも、思ったよりお金を借りられないケースもあります。質屋の査定額を上げるには、質屋を慎重に選ぶほかにも対策できます。

 

品数を複数持ち込む

質預かりする際は、できるだけ複数の品物を持ち込むのがポイントです。

どんなに高価なバッグでも、時代と共に査定価値は下がります。ほとんど使っていない新品同様な品物を質預かりしても、思ったよりも低い査定額になる可能性があるでしょう。

金額査定は無料でおこなってもらえ、こちらが取引にOKを出さなければ成立しません。質屋から満足した額でお金を借りるためにも、自宅に眠っている品物などいくつか査定してもらいましょう。

 

質入れから買取に変更する

質預かりした品物は、買取よりも5~10%安く査定されます。お金を返済するまでの間に、商品価値が下がってしまう可能性があるため、質屋では質預かりと買取の査定額を決めているのです。

質入れにより借りたお金は返済して取り戻すほか、お金を返さず買取してもらえます。状況によって査定額が上がるので、総合的に損せず質屋を利用できます。

質屋の買取と預かり。お得なのは買取!

質屋からお金を借りる額が高額なら、品物を買取してもらった方がお得です。

質預かりは万が一のことを考えて、買取することを想定して買取査定額より低く金額が設定されます。一方、買取は品物を査定してもらった状況で金額が決まるため、質預かりより多く現金化できます。

例えば、クリスマスやバレンタインデーのイベント前は、買取した商品がたくさん売れるため買取査定額が高い傾向があります。プレゼントに選ばれやすいブランドバッグや時計など、需要の高い品物は予想以上の買取額になることも珍しくありません。

質屋に買取された品物は戻ってきませんが、お金を借りるより現金を多く受け取れる可能性が高くお得です。

質屋の利息はどれくらい?

質屋の利息は、借入れ金額と借入れ日数により発生します。

借入れ金額が高いほど利息は低くなりますが、質屋でお金を借りる額は高いケースが多いため、返済計画をしっかり立てる必要があります。利息は借入れ日数に応じてではなく、1ヶ月毎で計算します。

また、質屋によって質預かりできる期間が決められており、期間内に返済しなければいけません。

例えば、質入れした品物が50万円で査定され、1ヶ月1.5%の金利で借入れした場合は次のような計算方法です。

50万円×1.5%×30日=50万7,500円

50万円質屋からお金を借りて1ヶ月後に返済すると、7,500円の利息が発生します。返済方法は質屋によって異なり、銀行振込なら振込手数料の負担もしなくてはいけません。

質屋でお金を借りるメリット・デメリット

質屋はお金になるような品物があれば、すぐ現金を借りられるため便利です。ほかにもメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。質屋でお金を借りて後悔しないためにも、事前に確認しておきましょう。

 

質屋でお金を借りるメリット

質屋でお金を借りる最大のメリットは「スピード」です。ほかにも利用するメリットがあるので、確認しましょう。

  

誰にもバレずに即日でお金を借りることが可能

金融機関などからお金を借りるのと違って、質屋は誰にも知られずに今すぐお金を借りられます。

不要な品物やお金になりそうな品物を質屋に持ち込み、その場で査定してもらえます。営業時間内に持ち込めるなら、その日のうちに現金を手元にできるのは大きなメリットです。

一般的に、質屋は不要なものを買い取ってもらう場所のイメージが強いため、お金を借りると思われません。質屋を利用する姿を誰かに見られても、ごく自然なことなのでお金に困っていることがバレずにすみます。

  

少額からでも借り入れができる

質屋に預ける品物によって金額査定は変わるため、1,000円など少額の借入れも可能です。

お金が必要になる状況で多いのが、冠婚葬祭です。質屋は金額査定が約20分と早いため、手持ちだけでは足りないときや二次会などでお金が必要など、数千円だけお金を借りたいときにメリットが高いです。

  

返済できなくても催促が無い

質屋から借りたお金が返済できなくなった場合、質入れした品物が買取されます。品物が買取されると返済する必要がないので、「◯日までに支払ってください」など催促されません。

品物が手元に戻ってこないのはデメリットですが、催促されないのはストレスがない借入方法といえます。

  

審査が不要なので無職やブラックでもお金を借りることが出来る

質屋からお金を借りる際、金融機関などの融資のように信用情報機関へ照会しません。質屋は他社からの借入れや過去の実績を確認しないので、収入のない無職の人やブラックでもお金を借りられます。

ただし、お金を返済できない場合は預けた品物が買い取られてしまうので気をつけましょう。

 

質屋でお金を借りるデメリット

質屋でお金を借りる最大のデメリットは「利息」です。ほかにもデメリットがあるので、確認しましょう。

  

他のローンと比較して、利息が高めに設定されている

質屋でお金を借りると、質入れした品物と金利が発生します。利息は質屋によって異なりますが、ほかのローンに比べると高めに設定されているケースが多いです。

品物を担保にするだけではなく、返済時は借入額に利息も上乗せされてしまうので利用前に考える必要があります。

  

利息の日割り計算ができない

質屋から借りたお金の利息は、1ヶ月単位で計算します。金融機関などの融資と違い、日割り計算できません。

例えば、質屋からお金を借りて5日で返済できても、利息は残り25日分発生します。利息によって日割り計算できる・できない差額は大きくなるため、質屋からお金を借りるのはデメリットが大きいといえます。

  

期限までに返済できなかった場合、質流れしてしまう

質入れした品物は、返済期限までにお金を返さなければ質流れ(買取)されます。質屋によって返済期限が異なりますが、一般的に3ヶ月以内が多いです。

質屋からお金を借りる額が大きいほど返済計画は難しくなり、質入れしたものが戻ってこないので気をつけましょう。

  

ノーブランドや古すぎる場合、断られることもある

質屋に預ける品物が、ノーブランドや古すぎて人気がないとお金を貸してもらえない可能性があります。
お金を貸した後、期日まで返済しなければ質流れするため、商品価値がなければいけません。

せっかく質屋に品物を持ち込んだのに断られてしまっては、時間のムダです。

質屋に預けられるものはどんなもの?

質屋に預けられる品物は、基本的に査定価値の高い高級品です。具体的には、次のような品物が中心に預けられています。

・高級腕時計(ロレックス、カルティエ、オメガなど)
・宝石類(ダイヤモンド、エメラルド、ルビーなど)
・アクセサリー(指輪、ネックレス、ブレスレット、ピアスなど)
・ブランド品(エルメスやルイヴィトンなどのバッグや財布、小物類)
・貴金属(金、プラチナ、パラジウム)
・記念硬貨や外国コイン
・電化製品(一眼レフ、デジタルカメラ、レンズ、パソコンなど)
・ゲーム機器(switch、PS4など)
・スマホやタブレット(iPhone、iPad、Androidなど)
・昔のお札
・お酒(年代物ウイスキー、ブランデー年代物)
・楽器(ベース、ギターなど)

質屋で預けられるものは、保管できて売れやすい品物です。例えば、犬や猫などのペット類や土地や建物の権利証など保管の難しいものは断られます。

例であげた以外にも、万年筆や電動工具など商品として人気が高く売れるものなら査定してもらえる可能性が高いです。

質屋の質入れとカードローン比較

お金を借りる方法として、質屋の質入れのほかカードローンを比較する人が多いです。どちらも即日融資に向いているサービスですが、利息や利用条件など異なります。

質屋の質入れとカードローンを比較してみたので、どちらがいいか確認していきましょう。

質屋の質入れ カードローン
金利 0.95~8% 3.0~18.0%
利息計算 月利 年利
担保 預けた品物 不要
利用条件 商品価値のある品物を質入れできる人 ・20歳以上
・安定した収入がある人
信用情報機関への記録 なし あり
融資額 質入れした品物による 1万~800万円
借入期間 3ヶ月 最大47ヶ月※返済額による
融資スピード 査定から約20分 申込みから最短1時間
総量規制 なし あり
遅延の対応 質流れ 遅延損害金が発生
借入れ方法 質屋へ来店 ・web完結
・来店
・電話
・郵送
※総量規制(年収の3分の1までしか借りられない)
※質流れ=預けた品物が返ってこない

質屋とカードローンの大きな違いは「金利」です。質屋の金利は利息制限法が適用されず、原則3ヶ月以内に返済を予定したサービスなので金利が高く設定されています。

しかし、数字だけ見ると、カードローンに比べて質屋の方が低く見える人が多いでしょう。

利息計算の項目では質屋は月利、カードローンは年利です。質屋の金利をカードローンと同じく年利にすると、11.4~96%と驚くほど高くなるのです。

例えば、次の表を見ても質屋の方が金利はお得と思いますか?

質屋 カードローン
借入額 10万円 10万円
金利 5%(月利) 18.0%(年利)
30日後の利息 5,000円 1,479円

質屋でお金を借りた月利が5%だった場合、年利にすると60%です。金利の数字だけ見ると質屋の方が低いのですが、実際に利息計算するとカードローンの方が圧倒的にお得なのです。

まとめ:質屋でお金を借りる前に

質屋は誰にも知られずにお金を借りられ、商品価値が高い品物ほど審査なく現金をその場で手に入れられます。お金の借り方としてメリットは大きいのですが、カードローンと比べると金利の高さがデメリットです。

質屋の金利は借入額に応じて上下するため、お金を借りた後のこともしっかり考えましょう。

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